クレマチスの魅力1 〜オリジナルな育て方、創造的、狭さもいかせる〜
クレマチスはそのつる性ゆえに、他の草花や樹木とは異なる、ユニークな利用ができます。何かに枝をからませながら生育していくため、支柱やオベリスクなどの構造物、また樹木や宿根草などの植物と組み合わせて、庭をつくりあげていく楽しみがあります。その枝の自由さをいかし、様々に手をかけられ、自分オリジナルの育て方ができます。その創造的な部分が、クレマチスの大きな魅力の一つです。
また、狭いスペースであっても、そのつる性の特性を活かすことができれば、立体的な空間をつくることができます。ベランダで何鉢も育てることも可能です。つる植物の持つ独特な個性に、庭の可能性が広がります。
クレマチスの利用、例えば...
・テラスやバルコニーなど、土のない場所で、鉢植えで育てる
・オベリスク、フェンスなどに絡ませる
・小さい庭の場合、壁やフェンスを有効活用
・ガレージや物置を覆い隠すように植える
・ボーダー・ガーデンなどへの植裁
・グラウンドカバー(地被植物)としての利用
・柵に絡ませ、観賞対象物にする。
さまざまに利用できる可能性があるのが、クレマチスの魅力です。
クレマチスの魅力2 〜世界中に自生、多様な特性、豊富な利用や組み合わせ〜
クレマチスは世界中に、約300種の自生種があると言われています。主に北半球の温帯地域に分布しており、特にヒマラヤから中国、朝鮮半島、日本に多く分布し、この地域だけで100以上の原種があります。日本にも「カザグルマ」を始め、「センニンソウ」や「ハンショウヅル」など、約30種の自生種があるとされています。
このように、様々な原種があるために、クレマチスには性質の異なるいくつかの系統と、それらを元に交配されてできた、数え切れないほどの園芸品種があります。花形、花期、葉形、落葉・常緑など特性が多様なため、使い方や他の植物との組み合わせが豊富にあり、庭での楽しみが広がります。
クレマチスの魅力3 〜1年を通じて楽しめる〜
クレマチスには様々なタイプがあり、1年を通じて何かしらの花が咲いています。早春を彩る可憐な品種から、その楽しさがはじまります。その後、春、初夏と様々な花の大きさ、形、色の品種が咲きます。花後の剪定を行うと、2番花も楽しめる品種も多く、夏、秋に咲かせることもできます。そして、冬に咲く品種もあるので、1年を通して、その魅力を味わえます。
春 |
春の訪れを告げるモンタナ系 |
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↓ |
春 |
豪華に春を彩るパテンス系(早咲き大輪系) |
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↓ |
初夏 |
初夏の日差しの下で映えるテキセンシス系 |
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↓ |
冬 |
花の少ない時期を楽しませてくれる冬咲き品種 |
このようにクレマチスには様々な魅力があります。花色、花形、開花時期などの個性、またクレマチスを植え付ける場所の条件に応じて、様々なクレマチスの選択が可能で、その利用の幅は非常に広いと言えます。
ぜひ、クレマチスを楽しんでください。
ぜひ、クレマチスのある庭いじりを楽しんでください。